7月です!燃え滾る夏が近づいてまいりましたね♪
皆さん、こんにちは!
人事の野崎です!
皆さんは、コミュニケーションは大事にしていますか?
この記事では幾度となくコミュニケーションに対する記事を書いてきた気がします!
それだけに、人事の間ではコミュニケーションということを重視しているか?
ということです!
企業で起こるトラブルは主にコミュニケーションだったり、人と人との関係性を良好に
保つことで、経営していく中での良い影響を与えていけるきっかけになったりもします。
なので、人事としては人一倍目を向けておかなければならないのです。
◆今回のお題◆
「アサーション」
皆様、アサーションという言葉は知っていますか?
「アサーション」とはコミュニケーションスキルの1つで、
「人は誰でも自分の意思や要求を表明する権利がある」という考え方に基づく自己表現のことです。
最近では企業や学校など様々な場面でアサーション・トレーニングが行われており、
お互いを尊重しながら率直に自己表現できるように人材を育成しようとする動きがあります。
一般的に望ましい対人関係のあり方とは、「自分もOK・相手もOK」といった相互的な関係であるとされています。
これは、「相手を優先的に思ってしまい、自分のことを後回しにする」タイプや
「自分のことばかり考えて相手のことを考えない」といったタイプの一方向的な対人関係とは違います。
これは、元々アメリカの行動療法と呼ばれる心理療法で生まれた考え方のようです。
アサーションの理論では、コミュニケーションを以下3つタイプに分けられるとされています。
その3つとは、
・アグレッシブ(攻撃的)
・ノンアサーティブ(非主張的)
・アサーティブ
それぞれ、どのような特徴かをお伝えします。
アグレッシブな方法とは、自分中心に考え、相手のことは考えず、自身の考えを主張するやり方です。
自分が正しいという前提が強くあり、理由や言い分など聞く余地もなく頭ごなしに叱責をするような表現です。
ノンアサーティブな方法とは、自分の意見や感情は押し殺し、相手に合わせるようなやり方です。
自分に対して自身が持てず、自分を後回しにして周りの人のことを考えようとする傾向にあり、
それが何よりも相手に対する思いやりと信じているような距離の取り方です。
アサーティブな方法とは、自分の気持ちや考えを相手に伝えますが、相手のことも配慮し、自分も相手も大切にしたやり方です。
お互いの意見が食い違ったときに、攻撃的に相手を打ち負かしたり、非主張的に相手に合わせたりするのではなく、
お互いが歩み寄って一番いい妥協点を探ることがアサーティブなやり方です。
これらの3つのタイプを知ることは日頃のコミュニケーションを振り返る上で役に立ちます。
私たちは、人との関わり合いの中で、感情的・攻撃的になって後味の悪い思いをしてしまったり、
反対に不本意に自分を押し殺して後悔してしまうことが多々あります。
こういったときに、アサーションの考え方を思い出し、実際に体験することにより、
他者との違いを知り、相手のその人らしさを受け入れることは、ありのままの自分を大切に感じることにもつながります。
いかがでしょうか。これらの3つのタイプであなたはどのタイプに当てはまるでしょうか?
そして、どのタイプであればコミュニケーションが円滑になっていくと思いますか?
勿論、今回のお題であるアサーションが一番円滑に進みそうなのでは?と思う人が多いかと思います。
「多様性を受け入れる」
このご時世で必要とされる能力のひとつとして、以前の記事でも似たようなことを紹介させていただきました。
自分で自分を見つめることはなかなか難しいかと思います。
ですが、多少なりとも自分と相手が納得できるような話し合いを意識できるようになることは
とても素晴らしいことです。自分がもしも話し合いなどの席があったときにお互いの主張のバランスが悪いな、と気づいたとき
は是非アサーティブな考えをもって対応してみてはいかがでしょうか?きっとお互い気持ちの良いコミュニケーションができるはずです!
まあ、意識している私も普段仕事以外のコミュニケーションはそこまで
上手くないんじゃないか?と思ってしまうこともあるんですけどね(笑)
「仕事とプライベートは別!」とよく区切る人もいると思いますが、
こういう知識も別なんだな…と思ってしまう一瞬でした。今回はここまで!またお会いしましょう!