なぜ『ハラハラ』が広まったのか・・・
皆さん、こんにちは。
人事の大戸です!
各地で史上最高気温を更新続けている今年の夏。
暑さで私たちをかなり苦しめてきますね。
年々暑さ対策グッズを使用している方が増え、手持ち扇風機やネッククーラーなどを当たり前に使用している人を多く見かけます。
それだけ夏が厳しくなってきてしまったということですね、、
先月に続き、暑さ対策は欠かせませんので皆さんご注意を!
暑さに対抗しながら、最近、人事部では法改正に伴う社内整備を行うことが増え、
社内ルールの見直しや新制度の対応を行っています。
直近ですと法改正により、育児休業・介護休業の取得環境が拡充され
どんどん制度が見直し始められ育児休業や介護休業が取りやすくなりました。
しかし、法改正されても未だ育児休業や介護休業は取りにくい企業は沢山あるのが現状とのこと。
現場では「本当に取るの?」「現場が回らないな、、」といった無意識の圧力や、
不利益な扱いが依然として存在しているようです。
これらは「育児休業・介護休業ハラスメント」として法的にも禁止されていますが、
ハラスメント法の設立に伴いハラスメントへの意識が高まり、企業でも防止規程の策定なども行う企業が増えました。
しかし、ハラスメント意識が高まりすぎてしまって
「これはパワハラです」「それはセクハラかも」といった指摘が過剰になり、
本来のコミュニケーションまで萎縮してしまうケースが出てきてしまっています。
この前も「ハラスメントにならないように、気をつけて話している」
と当社の役員が発言していました。
この現象を便宜的に「ハラスメントのハラスメント」通称「ハラハラ」と呼ばれています。
◆今月の気になるワード◆
「ハラハラ」
カスハラ、セクハラ、パワハラ……。
「〇〇ハラ」というキーワードが年々増えていく中で、ついに「ハラハラ」という言葉まで誕生しました。
ハラスメントの概念は本来、弱い立場にある側を守るために重要なものですが、
なぜ「ハラハラ」という逆説的なキーワードが浸透するに至ったのか。
今回は、ハラハラが広まった背景をご紹介できればと思います。
まず、下記のようなエピソードはハラスメントになるのでしょうか。
↓
上司が部下を別の部屋に呼び出して、課題に対してのミスをフィードバックしたところ、部下が人事部に「パワハラを受けた」と報告。
上司は、他の社員に聞こえないように配慮し、叱責にならないよう言葉を選んだにもかかわらず、部下はパワハラだと認識してしまった。
よく勘違いされやすい問題として、
相手が「ハラスメントだ」と言えば、本当にハラスメントになってしまうのかどうかです。
そういうわけではありません。
パワハラの定義は、以下の三点です。
(1)優越的な関係を背景とした言動であること、
(2)業務上必要かつ相当な範囲を超えたものであること、
(3)労働者の就業環境が害されること。
このケースはどれにも当てはまらず、正当な業務指導の範囲内だと考えられます。
例外などもありますが、「ハラスメント」は拡大解釈されやすく、
明確な定義があるにもかかわらず「不快に感じたらハラスメント」と誤って受け取っている人が非常に多くなっています。
SNSやテレビドラマでも「ハラスメント」は、よくテーマとして取り上げられ続けています。
それほど、世の中へのハラスメント周知は止まらないからこそ、「ハラハラ」という言葉が広がってしまっている現状があります。
「ハラスメントと騒ぎ立てるのはハラハラだ」と広まりすぎてしまうと、
本来のハラスメントの定義に当てはまっているのに申し立てづらくなる可能性もあり
被害を受けた側がますます声を上げづらくなる危険性がでてきてしまいます。
このような状況下で、企業にできることとは、、、、
それは、「ハラスメントとは何か」「どういうものがハラスメントに当たるのか」を徹底的に社内周知すること。
また、ハラスメント研修などで定義をしっかりと伝え、通報窓口を用意すること。
「ハラハラ」が起きないよう、また正当なハラスメント事案を見過ごさないよう、体制を整えることが大切。
なかなか、窓口を設置しても名ばかりな窓口になっては意味がありません。
だからこそ、正しい知識を共有し合い、安心して働ける環境を作っていきましょう!
今回の記事はここまでです!
それでは、次回もお楽しみに♪
。..。.::.。..。…。.::.。..。…。.::.。..。…。.::.。.*.。.
BSグループではYouTubeやInstagramで社内の様子やトピックス更新中!
YouTube:https://youtube.com/channel/UCps4yEkOZ_xpFZEkd2TXTVg?si=sFlRyowEhdt4-XZ2
Instagram:@bsgroup_recruit
Facebook:https://www.facebook.com/bsgroup.co/
◆持ち込み不要の宅配型トランクルーム◆
BSグループでは、お客様のご指定の場所までスタッフがコンテナボックスを
お持ちする「ものくる」というサービスを展開しています!
そのため、倉庫まで行く必要なし!引っ越しの際や、収納が足りない場合など
多くのシーンでご活用いただいています!♪